お子様の進学に向けて、個別指導塾と家庭教師のどちらを選んだらいいか迷っている方も多いのではないでしょうか。本ブログでは、自分の経験をもとに個別指導塾と家庭教師を比較してみました。
このブログが選択の参考になれば嬉しいです。
一人ひとりに合った学びの形
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私は昔から人に勉強を教えてもらうのも、こちらから人に教えるのも、どちらも好きでした。
英語に限らず、色々な学問は学べば学ぶほど、自分が何も知らないことが分かり、新しい知識は今よりもっと広い世界を目の前に広げて見せてくれます。でも、教壇に立つようになってからは、集団指導の難しさを知りました。生徒さんが10人いれば、皆それぞれ性格や学習レベルが違うのに、教室では個々の生徒さんたちの違いは考慮に入れず、英語の内容を一定の時間内に説明しなければなりません。これは仕方のないことなのですが、どの教師にとってもやはり大人数の生徒さんたちにどのように理解してもらうかは、いつも努力すべき課題です。
私は集団塾は苦手で、模試以外は利用したことがなく、中学からずっと家庭教師の先生について、勉強して来ました。
教壇以外で、既に家庭教師も始めていた私ですが、少しでも家庭教師の参考になればと個別指導塾に社会人講師として入ってみました。
個別指導塾での体験
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英語の通常授業は塾でよく使われている文法事項と問題がセットになっている教科書が使われていました。簡潔すぎると言えば簡潔な文法事項説明が1ページあって、あとはそれに関連した問題が載っています。授業の半分以上は前回出した宿題のマル付けで、バツの問題は再度宿題にするという形式です。塾が厳格に設定した指導法で教えなければなりません。勿論塾のやり方が万人に有効ならばそれで構わないのですが、そんな事はありえない事です。驚いたのは生徒さんに関係なく、塾が設定している教え方に厳格に従わなければならないことでした。そこから外れて、私が今まで培ってきたノウハウで教えると、たちまち注意が来ました。
授業でやることはただのマル付けでしかないことに嫌気がさしていましたが、さらに驚いたのは国内トップの大学の学生講師が英語の品詞を間違えて教えていた時、また私大トップの学生の講師が、答え合わせで大きな声で何回も規則動詞の過去分詞の語尾を間違って発音していた時です。この塾では入試で発音問題が出ない(そんな事はない!)ということで、講師は発音を教えてはいけないのです。コスパを目指して、勉強時間の無駄を省いているつもりなのでしょう。もっとも上記の二人はいくらトップの大学在学中と言っても、間違った知識を教えていたのは無理もないことなのです。二人とも英文科出身ではないからです。
いくつかの科目込みですと、高額な授業料を払わねばならず、さらに夏季や冬季講習で別料金での受講をしつこく勧めていました。
このような個別指導塾に入ってしまい、そのやり方がベストだと信じ、通い続けている生徒さんを見ると悲しくなってしまいました。その後私はその塾を辞めました。
最適な学びの場を選ぶポイントとは?
お子様に最適な学びの場を選ぶ際には、「学習スタイル」「目的」、そして「コストパフォーマンス」を総合的に考えることが重要です。
個別指導塾は統一されたカリキュラムと指導方法のもとで進行するため、短期間で基礎を固めたい場合には適しています。しかし、画一的な指導では生徒の個性や弱点を十分にカバーできない場合が多く、さらに高額な授業料や追加講習費がかかることも少なくありません。そのため、必ずしもコストに見合った成果が得られるとは限らないのが現状です。
また、学生講師が多い場合、講師の質が担保されにくいことが懸念されます。学生講師は指導経験が不足していることが多く、知識の浅さや指導方法に不安がある場合があります。そのため、指導の質にばらつきが生じやすく、期待する成果を得るのが難しいこともあるでしょう。
一方、家庭教師は、生徒一人ひとりの学習状況や性格に応じた柔軟な指導が可能です。
特に、プロの家庭教師を選ぶことで、さらに質の高い指導を受けられる点が大きな魅力です。プロの家庭教師は指導経験が豊富で、お子様の得意不得意を的確に把握し、最適な学習プランを立てる力があります。また、長年の経験を活かしたオーダーメイドの指導により、無駄を省いた効率的な学びを提供できるため、コストパフォーマンスの観点でも非常に優れています。
さらに、一対一で信頼関係を築きながら指導を進めるプロ家庭教師は、既存のカリキュラムでは対応できない部分を徹底的にカバーし、お子様の学びを深めるだけでなく、自信や意欲を育むことができます。
学びの場を選ぶ際には、体験授業や事前相談を活用し、お子様に合った指導環境を慎重に検討してください。
柔軟性、効果、そしてコストのバランスを考えたとき、特にプロの家庭教師は非常にお勧めの選択肢です。