英語=語学の避けて通れない2大難所
英語には避けて通ることができない2大難所があると言われています。
それは、
1、単語を覚えること(これが出来ないと何事も始まりません)
2、文法を理解すること(運用する上でのルールを知らないと通じません。)
この2点で困難を覚え、やる気をなくしてしまう方も多いのです。
単語帳10周は効果があるのか?
2大難所の一つ「単語を覚える」ために、単語を10周すればよいという考えをよく耳にします。
この単語帳10周には本当に効果があるのでしょうか。
長年、英語教育に携わってきた私から見ると、この「単語帳10周」は、かなり英語が出来る人 あるいは意思が強固な人向けの方法だと感じます。
単語帳10周は難易度が高いやり方で、かけた時間の割に効果が出にくいとも感じています。
なぜなら、10周することが目的と化してしまい、語学本来の基本である単語を定着させることが疎かになってしまうからです。
10周することの難しさ
1周を10回に分けて覚えるとしても、10回目に到達する頃には前半の範囲の単語を忘れてしまっていることが多いです。
勿論こうした事を予想して、目安として10周という数字を出して来たのでしょうが、10周のために毎日の勉強時間の多くを割いていることになります。
あるいはその場しのぎで、出題範囲を覚えるだけで、結果的に単語が頭に入ってこないことも多いように感じます。
つまり、10周するためには、かなり強い意志を持ち、取り組まないとムリなのです。
10周の代わりとなるお勧めの方法
私が考えるお勧め方法は、「単語練習のルーティン化 + 英文読解・文法問題」です。
英文読解・文法問題を行いながら、英単語も同時進行で学ぶのです。
この方法については、10分で出来る英単語の覚え方 で触れていますので、どうぞご参考になさってください。
一つの単語を目で見て、声に出して発音自分の声を耳で聞き、文字を手で綴る。
これを繰り返すことで、見違えるように英単語を覚えることができるようになります。
10周より単語練習のルーティン化が大切
単語の定着は、反復練習の賜物です。
毎日5分でもいいのでやってみてください。
どうしてもやる気が出なければ、その日は単語1つでも構いません。
このようにして何としても継続していけば良いのです。
絶対上手く行くと信じて、この方法を1ヵ月は続けてみて下さい。
きっと変化を感じられるようになります。
Youtubeでも「英単語帳10周できるのか」について説明しています。